関西中高一貫校・教員のブログ

関西の私学中高一貫校に勤める教員のブログ。国語科。現在中学担任。実践教材などを主に紹介。

国語の遊び授業③四コマ漫画②

 

前回の続き。また別の四コマ漫画

 

 

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もりけいし「名医」(http://www.bunkaplaza.or.jp/mangakan/event/event_133_1/02.html

 

今回は、先にタイトル『名医』を板書する。

『名医』の意味が分からない子もいるので、先に発問した上で、共通理解を得ておく。

それから、前回と同じように、周りとの相談はなしにして、紙に文章で状況を説明させる。ただし、その際に指示として、「名医」という言葉を必ず使うように指示する。

生徒は、しばらく考えたのちに、ひらめいた順に書きだす。

ただ、そこで終わらすのではなく、生徒が終わりがけにくると、なぜタイトルが他のタイトルではなく「名医」なんかなあ、と独り言のように発問する。もう少し言うなら、「名医」って誰なんかなあ、と発問してもよい。

 

答え合わせにおいては、「清掃員」という単語や「肺に影がある」といった表現についても学ぶことができる。

そして、全体の構成として、1コマ目「名医が4人集まっていた」→4コマ目「本当の名医は清掃員だった」とまとめられると、タイトルに込めた作者の意図に適うということを伝えたい。